生まれた時からロスタイム

少数派の人生や、ちょっと人と違うかもしれない考え方などを紹介していきます。

仕事に人の好き嫌いを持ち込まない!嫌いでもいいんだけどさ。

会社で働いていると、人間の好き嫌いを仕事に持ち込む人を見かけます。

「あいつ嫌いなんだよね。あいつに頼まれた仕事はやりたくない」

 

…って、子供か!

 

仕事論はいろいろあると思いますが、お金を貰って働いているわけで、同僚や上司は友達じゃないし、会社は学校じゃないし、遊びに来ているわけじゃないので「好きか/嫌いか」ではなく「必要か/必要でないか」で判断するのが当たり前です。

 

言葉で聞くと至って普通で「だから何?当たり前じゃん?」で終わる話ですが、自分の周りをゆっくり見渡して欲しい。

 

似たような仕事を頼まれても、AさんとBさんでは接する態度が違う人。

似たような質問なのに、AさんとBさんでは回答内容が違う人。

 

いるよねー!

 

個人の中に好き嫌いが発生することは何も否定するつもりはありません。でもそれによって仕事にブレが生じるのはちょっと違うと思いませんか?

 

たとえ嫌いな同僚からの依頼や質問でも、仕事としてベストアンサーを出す。

仕事に個人の好き嫌いは持ち込まない。嫌いな奴とでも、仕事上ではにっこり笑って握手できる奴が最強。

 

人によっては「そんなの綺麗ごとだ」と思うかもしれません。でも、自分の心を守るためにとても大切なことです。 

それは、かく言う私が猛烈に人の好き嫌いが激しいことが背景にあります。

どいつもこいつも嫌いだし、どいつもこいつも「使えねえ」と思うし、どいつもこいつもむかつくんです。なので、嫌な人と関わらずに働くわけにはいかないんです。

 

もしかすると、自営業を経てから派遣社員になっているので、他の人と少し考え方が違うのかも知れません。

自営業だって完全に誰とも関わらずに働けるのはほんのごく僅かで、とりあえず同僚がいない気楽さが手に入る職種が多い、ってくらいなものです。

しかも、すべてのことを自分でなんとかしないといけない。誰かに何かを助けてもらうにしても自分から動かないといけない。

そして、好き嫌いを言っていたら仕事にならず、あっと言う間に収入に響く。人の好き嫌いなんて、仕事の二の次です。

また、逆の言い方をすれば「あいつのことは大嫌いだけど仕事は仕事としてきっちりやってるんだから嫌いだとしても文句ないでしょ?」ってことです。

大嫌いな同僚や上司だって、仕事が円滑に進んでいたら、文句言えないんです。

 

わざわざ揉めなくたって、あなたの心は自由です。つまらないボロを出してしまうと周囲からごちゃごちゃ口出しされるんですよ。仕事に好き嫌いを持ち込まないのは心の自由を守るために必要なことだと思っています。

言ってしまえば「労働力市場で需要と供給がマッチしたからそこで働いている」だけなんです。やりたいか/やりたくないか、やりがいがあるか/ないか、自分に向いているか/向いていないか、その仕事が好きか/嫌いか、なんてのはその人の感じ方や優先度の問題です。

 

仕事は仕事。

嫌いなものは嫌い。

それはそれ、これはこれ。

混ぜるな危険。

 

この記事は下記にてアメーバブログへ投稿したものを加筆・修正しています。

4/11「混ぜるな危険」

4/13「嫌なものは嫌」

 

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