生まれた時からロスタイム

少数派の人生や、ちょっと人と違うかもしれない考え方などを紹介していきます。

シェーグレン症候群の疲労感により

2016年の春から、5年3ヶ月途切れることなく派遣の仕事を続けてきましたが、2021年の6月で仕事を辞めました。

 

最大の理由は疲労感。とにかく疲れが抜けない。あっという間に疲れる。体が痛くて眠れない時がある。

この疲労感っていうのは2018年4月に診断がついたシェーグレン症候群の症状の1つ。

 

 

シェーグレン症候群のメイン症状である乾燥症状(ドライマウス・ドライアイ)は、思い返せば2013年か2014年あたりからありました。

営業事務の仕事をしていて、夕方になると声が枯れることがあり、2015年には呼吸器科で相談していました。

恐らくアレルギーでしょう、ってことで抗アレルギー剤が出ましたが改善せず。2015年冬に増量しても改善せず。

 

2016年秋から東京の大学病院に通うようになり、皮膚科で血液検査。そこで抗核抗体の値が高いことが判明。

微熱や関節の痛みなど、膠原病を疑うような症状はありますか?と聞かれても心当たりなし。

 

呼吸器科で抗アレルギー剤を処方して貰っても喉の引っ掛かりや声枯れが改善しなかったこと、抗核抗体の値が高いままなこと。

この2つがようやく自分の中で繋がったのは2018年春でした。他に特に目立った症状がなかったものの

念のため詳しく調べたい、と皮膚科の先生に頼んで膠原病内科に回して貰いました。

 

結果的には私の粘り勝ち。皮膚科では「調べても何もないかも知れませんよ」と言われていたものの

ちゃんと調べて貰ったらシェーグレン症候群と判明。これにより呼吸器科からの抗アレルギー剤は無しになりました。

 

とは言え、さほど乾燥も酷くなかったのでしばらくは飲み薬も無しで、検査で様子見をするだけでした。

2019年の秋から電話のない仕事に変わったものの、日常会話に困るほどの声枯れや喉の引っ掛かりが出るようになったのが2020年春。

唾液が出やすくなる薬は喘息があると処方できないらしく、他の粘膜を潤す薬が処方されました。

今は薬のお陰で会話は問題ないですが、もう昔のように歌うのは無理です。声が出ない。電話もなるべく避けたい。

 

このまま同じペースで生活するんだろうな、って思ってました。

 

疲労感が残るようになったのは2021年の1月頃。2020年の12月は夫の仕事が忙しく、私も家事の負担が増えて疲れてました。

年末年始に休んだはずなのにスッキリしない。2月に引っ越ししたので、そこは疲れて当然。

でもその疲れが3月になっても解消しない。4月になったらもっと疲れてどうにもならない!家事の負担を減らして何とか仕事へ。

ゴールデンウィークが明けても、何も解決しない!しんどい!会社帰りに最寄駅まで歩けませんでした。

6月は有給消化しながら週3日くらいしか働いてませんでしたが、それもギリギリ。どうにか契約満了まで漕ぎ着けました。

 

7月の前半はほぼ寝てるだけ。後半は用事があれば動く程度。8月になる頃には家事をするには問題なくなりました。

9月は毎日外出するようにしましたが、無理しなければ大丈夫になりました。

 

この記事を書いている10月ですが、もうすっかり元気になりました。溜まっていた疲労がなくなったんでしょうね。

涼しくなったことも良いんだろうと思います。やっぱり体の負担が違う気がする。

 

新しい仕事も決まりましたが、今後は体の負担がないかどうかもよく検討しながら仕事を選びたいと思いました。

特に駅から遠い会社は朝から汗だくになって負担が大きいので、なるべく駅近・できれば家から近いところを選ぼうと思います。

もしかすると、涼しい季節はたくさん働けて、暑い季節はあまり働けないんじゃないかな。

童話「アリとキリギリス」では、アリは夏働いて冬休みますが、私は逆パターンですね。

 

年々病気の状態も変わってくるし、加齢もあるので、無理がないスタイルを探したいと思います。