生まれた時からロスタイム

少数派の人生や、ちょっと人と違うかもしれない考え方などを紹介していきます。

転職の間に無職期間ができてしまった人へ

2010年から、パート・派遣社員契約社員など非正規雇用で働いていました。11月末に勤務先を退職後、今後の働き方を考える為、12月いっぱいは働かないことに決めました。

失業保険を受給するのも3回目になり、転職の谷間の乗り切り方が何となく分かってきたのでまとめてみようと思います。転職先が見つからないままに退職することになった方は、是非参照頂ければと思います。

※これはあくまでも転職・再就職を希望している人向けに書いています。

 

【離職前からやっておきたい】

 *自分の預貯金・支払予定を確認

給与振込口座から各種支払いを自動引落にしている人など、正確に預貯金の残高を確認していなかったり、いつ何がいくら口座振替になるのか把握していない方もいるかと思います。

退職したら、無収入です。最後の給料が入金された以降、どのくらいの期間、無収入であっても乗り切れるのか確認しておきましょう。

新しい仕事が決まっても、働き始めて給与が入ってくるのはまだまだ先です。会社都合退職で離職し、3ヶ月の給付制限がつかなかった場合でも、失業手当が支給されるまでには時間がかかります。

 

 *転職活動に必要な、身の回りのもの一式を確認

サラリーマンでずっとスーツの方は問題ないかと思いますが、私服・制服勤務の会社に居た人は転職活動用のスーツやカバン・靴など一式確認しておきましょう。

いざ面接日程が決まったところで「太ってスーツが着られなくなった!」「靴がボロボロになった!」「カバンをどこにしまったか分からない!」なんてことでは困ります。男性であればネクタイやYシャツ、女性であればストッキングなども確認したいですね。

 

 *散髪

履歴書に写真貼り付けますよね。転職活動してたら面接ありますよね。退職に際して引き継ぎが忙しいかも知れませんが、小奇麗にしておきたいですね。無職になっても散髪はきちんとしておきましょう。

 

 *断捨離

会社の寮に入っている方は、退去しなければなりませんね。新しい仕事が決まっても、現在の住まいから通勤するのが難しければ引っ越しする可能性もありますね。生活が苦しくなって家賃が安いところに引っ越しする可能性だってあります。

「引っ越しするかも知れない」という目線で、不要なものを処分しておきましょう。

 

【離職後、無職になってから】 

 *何はともあれ離職票を提出

勤務先で雇用保険に加入していた人は、退職の際に勤務先に離職票を発行して貰います。細かい手続きは勤務先に確認して頂きたいですが、基本的には「会社に発行してもらうもの」と思っておきましょう。勝手に作成してくれるわけではありません。

そして、とにかく離職票ハローワークに提出しましょう。これを出さないことには何も始まりません。

ここで要注意なのが、失業日数等の起算日です。会社を辞めた日ではなく「ハローワーク離職票を提出(=求職申込)した日」です。なので、離職票の提出が遅れれば、それだけ失業手当の給付開始が遅れます。

 

 *健康保険・社会保険の手続き

会社の保険を任意継続される方もいらっしゃるかと思いますが、国保国民年金に切替する方もいらっしゃると思います。その場合、離職理由によっては保険料の減免申請ができます。

私の場合、国保は「失業した人の昨年の年収を10分の3にして計算」国民年金は「失業した人の昨年の年収を0にして計算」となりました。我が家の場合は旦那も国保国民年金です。世帯収入で計算されますので、保険料なしにはなりませんでしたが、定額よりはちゃんと安くなりました。

 

 *市区町村によっては住民税の減免措置がある

私が住んでいる市区町村では、失業手当を受給している人は住民税の減免申請ができます。5月末に退職した時は、6月末支払の住民税を免除にできました。但し、前年の収入が規定額以下でないと適用されません。

ということで、細かいことはお住まいの市区町村にお尋ねください。

 

 *生活リズムは崩さない

再就職後をイメージしながら生活しましょう。現在の私は6時半起床です。

人間の体内時計は25時間でできているらしく、放っておくと簡単に夜更かし・朝寝坊スタイルになってしまいます。それでは再就職後に生活リズムを修正するのが大変です。

また、せっかく書類選考を通過して面接に辿り着いたのに、面接に遅刻したら台無しです。一般的な企業の就業時間に自分も活動できるよう、生活リズムを維持しましょう。

逆に、夜勤などが多かった仕事から日勤のみの仕事に転職希望されている方は、無職期間中に生活リズムを昼型に修正しておきましょう。私も学習塾時代の夜型生活を修正するのが結構大変でした…。

 

【なかなか仕事が決まらない時】

 *読書する

やっぱり大人になってからも勉強は大事です。日々新しい知識をインプットしていくことが必要です。高校や大学を卒業し、新卒で採用された会社にずっと居た人は「その会社しか知らない人」になっていることに気が付いていなかったりします。

今までの常識が新しい会社で同じように通じるとは限りません。仕事が忙しすぎて自分の会社以外の世の中を見渡す時間がなかった方は特におススメです。低コストですし、リラックスや気分転換の意味でも是非。

 

 *映画を観る

なかなか仕事が決まらないと焦りますね。でも、そんな時に不安に駆られて落ち込んでしまうとメンタル的に良くありません。それが一番良くない。

焦って怪しげな求人に応募してしまって、うっかりブラック企業に採用されてしまう可能性だってあります。判断が鈍って、全く自分に向いていない仕事に就いてしまうと、再度離職してしまうことも。

そういう時は開き直るのが一番です。映画は時間がないとじっくり観れないですから、無職のうちに気になっていた映画を観てしまいましょう。

 

*歯科検診・治療

痛みがないと歯の治療は後回しにしがちですが、見えにくい場所もあり、気が付いたら虫歯だらけ!なんてこともあります。これは私自身が懲りたこともあり、是非おススメします。

特に気になるところがない方でも、何年も歯医者に行ってないのであれば検診を受けておくと良いです。歯石取りや表面のクリーニングをすると、見た目が良くなります。

 

 *整体に行く

私はまだ整体に行ったことがないのですが、腰痛や肩こりに悩まされている方は時間がある時に集中して治してしまいましょう。

以前勤務していた会社の同僚女性が「整体に行ったら長年悩んでいた冷え性が一発で治った!」と喜んでいました。彼女は腰を痛めて介護職から事務職へ転職した人でしたから、効果が出たのかも知れません。

 

【あまり勧めない】

 **旅行

いくら時間があるからと言って、転職の谷間に旅行、特に長期間・遠方・海外はあまりおススメしませんね…。離職票提出後で、説明会や失業認定日がはっきりしてからの合間に短期間・近場・国内、だったらいいかも知れません。電話で連絡が取れることが必須。

いつ離職票が届くか分からないのに、長期間家を空けるのは損でしかありません。どうしても旅行に行きたいのであれば、できれば前職の有給消化中に行ってしまうのが良いでしょう。

必ず連絡が取れる状態を維持、郵便物はこまめに確認。急に面接が入っても、ある程度対応できるようにしておきましょう。

 

 **友人に会う

友人に会うことは良いことかもしれませんが、うっかり成功している人や幸せそうな人と会ってしまって、どんより落ち込んだとしたら損しかありません。ただでさえみじめな気持になりがちな時期ですから、十分に注意しましょう。幸せな友人が悪いのではなく、卑屈になってしまった自分の心に問題があります。

なので「次の仕事が決まったけど勤務開始まで少し時間がある時」などに友人と連絡を取って再会する方がおススメです。

 

 **繁華街・高級デパートに出かける

繁華街や高級デパートなど、華やかな場所に出かけると、私はついつい金額を計算してしまいます。

仕事をしている時でさえ決して贅沢はできないのに、次の仕事が決まっていない時に贅沢で高価なものを目にするのは、心に毒を盛るようなものと思っています。高級住宅街にあるスーパーやカフェなども、みじめな気分を刺激されますので注意しています。

 

【悪いことは言わないからやめとけ】

 *NG*昼間から飲酒

論外です。いつ応募先から連絡が来るか分からないので、電話がかかって来るかも知れない時間帯はしらふでいましょう。また、翌日の予定がないからと言って二日酔いするほど深酒するのもダメです。朝一番に電話がかかってくる可能性が無い訳ではありません。

 

 *NG*ギャンブル

依存性があるということもありますし、働かないお友達とつるむようになった場合の悪影響を思い浮かべます。元々趣味だった場合、時間があるのが災いしエスカレートする危険もありますので止めておきましょう。

 

 *NG*ゲーム

時間があるのが災いする危険があります。あまりゲームは詳しくないのですが、ソーシャルゲーム?仲間と協力して戦う系は、ずっと暇な人としてアテにされる悪影響を想像します。

 

 

総論として「各種制度に明るい人は得をする」と感じます。常に先を見越して行動することで、無職期間を乗り切り、再就職後の生活にもつなげて行けるのではないでしょうか。この記事に辿り着いた皆さんの参考となれば幸いです。

 

2016/3/31追記

新しい仕事が決まりました。

2015年12月から2016年3月までの4ヶ月の無職期間のまとめ記事はこちら。

sapphire1976.hatenablog.com