生まれた時からロスタイム

少数派の人生や、ちょっと人と違うかもしれない考え方などを紹介していきます。

過去に2回、借金返済した私の体験談

私は2回ほど60~70万くらいの借金をこさえたことがあります。奨学金は除きます。消費者金融とカードローンの話です。


1回目はフリーターの頃。14~5年ほど前になります。パニック障害を患っていて、まともに働けず生活に困っていました。


意地でも実家に帰りたくなかったので、時給の高いバイトが決まってすぐに、消費者金融で20万借りました。


まあ、こんな時は判断力も鈍っていますね。生活が苦しかったですから、借りては返しの繰り返しで、雪だるま式に5~60万まで増えました。あとカード会社の分が10万だったか、もう記憶が曖昧です。

 

結局、旦那に説得されて自分の実家に戻り(旦那も一緒に私の実家へ)学習塾を開業してからコツコツと返済していました。

ただ、返済方法を自動引き落としにしていると、返済金額も少なく設定されている為、ほとんど利子を払うばかりで元金がなかなか減りません。いわゆるグレーゾーン金利が改正される直前の頃です。たしか1年半くらいかかって、残り40万くらいまで減らしました。

 

これは時間がかかりすぎる。そこで銀行で40万を借り換え、消費者金融の残高をすべて清算しました。

銀行への支払いは利率も低いので、1年で残高が20万まで減りました。

ちょうど学習塾が軌道に乗った時期と重なり、貯金もできたので、残りは一括返済しました。

そうだ。やればできる。うん。

 

2回目は5年ほど前からスタートしました。旦那は体調が悪く、私の収入だけで生活していました。そんな生活が苦しかった中で車検代をカード払いにした時からです。
病院の薬代、行きたかったライブのチケット代、新幹線代、洋服代、食費等々。カードで借りては返し、をしてました。

で、2014年1月時点で約70万になりました。

旦那も2013年の11月から働き始めていました。せっかく家計の収入が増えたのだから、本気で返さねばなりません。

私はやりたいことがありました。でも明らかに借金返済が生活を圧迫していました。

 

まずExcelを駆使して返済計画表を作りました。利率も確認して、残高と次月引落額を確認し、少しずつ返済金額を増やしていきました。

 

家計簿はもともとつけていましたが、更に精密かつ簡単に入力できるExcelのワークシートを作成して、収支動向を把握できるようにしました。

 

やりたいことは諦めず、返済はしっかりと。旅行代に使った他は必要最低限しかカードは使わず。車検代の貯金も並行。まとまった出費の予定も確認。

2014年冬からは毎月5万円くらい返済できるようになり、2015年6月にようやく完済しました。

 

5月末まで働いていた派遣先と契約終了にする決心がついたのも、完済の目処が立ったことが大きな要因です。

だいぶ滅茶苦茶な職場だったのですが、稼ぎたかったので力技で乗り切っていました。もうお金に固執する必要がないのだから、無理する必要がないと感じました。

 

とても狭い業界なので、職種も言えません。愚痴も、同業の人であれば会社まで分かってしまう可能性があります。

滅茶苦茶な職場と言っても、そもそも滅茶苦茶な業界なので、根本的には改善しようがありません。改善できそうな分は、だいぶ改善して貰えました。

上司や同僚も、悪い人達じゃないのですが能力が低い人が多く、イライラすることが多かったです。何故私が新人の営業マンに仕事を教えているんだか…。

 

まだ自分のキャパで対応可能な範囲だったから開き直って働いていましたが、瞬間風速的にキャパを超えることが度々ありました。

頑張って働いていましたが、残念ながら大事なものをたくさん失ってしまいました。

とてもお世話になったのですが、仕事を減らして欲しいという切羽詰まった要望を聞き流されたので、そりゃあもうサヨウナラします。

 

私は働くことが好きだし、お金が好きです。それ以上にお金を使うのが大好きです(笑)

借金してでもやりたいことがあったから、そうしました。何も後悔はありません。ちゃんと返せたし。

ただ、借金してまでやってしまうのは、何か無理をしている状態なんだろうと思います。

お金に振り回されない生き方は、無理をしない生き方にも通じていると感じます。

 

そして、ちょっと借金をこさえてしまって悩んでいる人へ。

少額であれば意外と何とかなるので、ぼちぼち返しましょう。

開き直って散財すると、雪だるま式に借金が増えます。私みたいに。

定期収入がある人は、利率を確認して銀行で借り替えるのもいいですよ。

家計簿つけていない人は、家計簿つけましょう。

自分でどうしていいか分からない人は、誰かに相談してみましょう。

収入が少ないと絶望的な気分になるかもしれませんが、誰かがポロッとヒントをくれるかも知れません。

 

意外と何とかなりますよ。

 

こちらはアメーバブログへ4/27付「意外と何とかなる」として投稿したものを加筆・修正したものです。