生まれた時からロスタイム

少数派の人生や、ちょっと人と違うかもしれない考え方などを紹介していきます。

わらしべ長者的な働き方も悪くないのかも知れない。

人は案外自分の強みを知らない。

自分がやりたいと思っていたことと違うことを勧められた時は、一度相手の話をじっくり聞いてみると良いだろう。

 

例えば、進学を考えていた大学とは違う学部を勧められた。

就職に強いから?有名だから?資格が取れるから?ナゼ?

単に発言者の都合で言っているなら無視すればいい。でも、なるほどと思えることを言っているなら、とりあえず参考にしよう。結論として「それでも自分のやりたいようにやる」のは、ちっとも悪くない。

 

どこか心の中で「人の話を聞く」「人の意見を参考にする」という事を「人の言いなりになる」とすり替えてしまい、聞く耳を持たないままに反発してしまう自分もいる。

いろんなことを押し付けられすぎた為にそうなってしまっただけで、実際には聞く耳を持たないのは大きな損失だ。

 

例えば、転職活動で希望の条件と合わない仕事を勧められた時。

その人は自分の都合で発言しているのか?こちらの一部を見て発言しているのか?

 

個人的な都合で、他人を利用しようとしているなら、思い切り蹴飛ばしてやればいい。

自分のことをよく理解していそうな人が言うなら、その勧めは乗ってもいいだろう。

転職市場に詳しい人なら、希望条件のハードルの高さも分かっているだろう。話はよく聞いた方がいい。

 

私のような超絶器用貧乏は、たいていのことは何とかなってしまうので、多少向いていないことでも勧められてしまうリスクがある。何か進路を勧められたり仕事を紹介されたりしても、いつもどこか信用できない。何だか利用されているような気分ばかりしていた。

 

でも、よーく考えたら「利用価値があるから利用しようとする人間が現れる」のだ。どうせなら高く売ることだけ考えておけばいいんだ。わらしべ長者は手元にあったものを「どうぞどうぞ」と差し出していたから、もっと価値あるものと交換できたのだ。

 

この歳でもったいぶるのはどうかと思うけども、これからはもう少し私のことを高く評価してくれて、敬意を持って接してくれる職場を探そうと思う。私も周囲の人に感謝を持って働けるところにいたい。

今まで安定などこれっぽちも考えていなかったが、もう少し安定できるところを探した方がいいような気がしてきた。派遣と言えども年齢的に次の仕事を探すのが難しくなってきたことだし、自分を評価してくれる人を大事にしようと思う。